公式サイトのサーバーを移行した話
どうもどうも。早稲田コンピュータエンタテインメント幹事長の助さんです。今回はサークル公式ウェブサイトのお話をば。
最近公式サイトのサーバーを変更しました。かなり長時間アクセスできない状態となってしまっていましたが、なんとか移行でき、アクセス可能になりました(まだ環境によってはつながらない可能性がありますが...)。この記事では、裏側で何が起きていたか、という点をお伝えしたいと思います。あとConoHaでのDNS設定がよくわからない人の参考になるかも。
なんかサイトにつながらない
私がアクセスできなくなっていることに気付いたのは3月4日の午後でした。公式サイトのメンバーページに各自のコメントを追加しようとしたらgit pushできない。Chromeでサイトを見ようとすると...
サーバーが落ちたかな~と思い、サーバーのページを見に行く私なのでした。
さらば旧ConoHa
WCE公式サイトでは2014年頃からConoHaというレンタルサーバーを利用しています。GMOインターネット株式会社が運営してるやつですね。そんなConoHaのページを見に行くと、こんな表示が。
そもそもサービスが終了していた(絶望)。ConoHaは2015年からリニューアルされたようで、それ以前のものはそのままでは利用できなくなってしまいました。そういうことでサーバーの移行を行うことが決定したのでした。
新アカウントへ
さっそく新ConoHaのアカウントを作成、そちらのアカウントへの移行を行います。新しいアカウントの方で入金も行いました。
移行自体は簡単で、「新ConoHa移行」から移行するサーバーを選択して移行先のアカウントを入力するだけでした。その後しばらくすると、移行先からサーバーにさわれるように。
DNS設定をいじる
サーバー稼働してるのにアクセスできない~?と思ったらサーバーのIPアドレスがドメイン(wce.jp)と紐づけられていませんでした。こちらの記事を参考にしてDNSを設定。
まずはConoHa側のDNS設定をいじります。弊サークルの取得しているドメインwce.jpを追加して、以下のようにします。
赤枠部分には新サーバーのIPアドレスが、青枠部分はサブドメイン名(例えば「www.wce.jp」だったらwwwの部分ですね)が入ります。このサブドメインは開発用で、ウェブサイトの更新の際にどんな感じになるかを先にこっそり確認する目的のものなので隠しております。「@」が入るとドメインそのままになるようです。
続いてドメインを取得したお名前ドットコム側へ。対象ドメイン(ここではwce.jp)のネームサーバー設定を以下のように変更します。
先ほどのConoHa側のDNS設定のタイプNSで出てたやつですね。
ちゃんとできてるか不安でしたが、3時間ほど経った当日の夕食中にスマホのChromeからアクセスできるのを確認、移行完了!第三部完!
【お知らせ】
— WCE(早稲田コンピュータエンタテインメント) (@WCE_official) 2021年3月4日
思ったより早くサイトが復旧しました!停止中にアクセスしようとしていた皆様、ご迷惑をおかけしました。https://t.co/rXZ2hVk1f8
移行万歳!!!と、思ったら...???
やっぱり繋がらん!!!
困った...
待て、而して希望せよ
どうも環境によってアクセスできたりできなかったりという状況に。調べたところ、どうやらDNSの設定を変えても反映までに1~3日くらいかかることがあるとか。この辺の詳しい理由やドメインに関する話とかはまた別記事で詳しく書く予定ですが、ざっくり言うと世界各地にあるドメイン名を管理するサーバー(ネームサーバー)の保持している情報が全て新しくなるのを待つ必要がある、という感じです。
記事執筆時点では国内のネームサーバーの情報は既に新しくなっているようで、安定してアクセスできる状態となりました。よかったよかった。先人たちが残した大いなる遺産、というと少し大げさかもしれませんがWCEの公式サイトはとても出来がいいと思っています。具体的にはサイトとしての使いやすさやドメインのシンプルさ、情報更新の容易さなどが良いですね。これを上手いこと維持・管理していきたいものです。ではまた。