WCE blog

早稲田大学公認 総合デジタル創作サークル 早稲田コンピュータエンタテインメント

「キノコンピ」収録楽曲紹介!

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WCE(早稲田コンピュータエンタテインメント)の助さんです。先日も触れた通り、M3-2021秋に出展する「キノコンピ」収録の各楽曲の詳細について紹介していきます。M3-2021秋は本日10月31日(日)に開催です。WCEはWebイベントの方に参加で、配置場所は「緑-001」です。新譜「キノコンピ」と旧作「MORIMIX」、「GORIMIX」を頒布しますよ。

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▼M3-2021秋のWebイベント会場のページはこちらです
https://online.m3net.jp/circle/detail/609online.m3net.jp

トラックリスト

トラックリストは以下の通りです。

 1. Warpless
 2. 魔のカーブ
 3. I Mizz you until Thnowy
 4. Run-Run-Run
 5. 賽の目と踊る
 6. In the Final Boss
 7. 冒険の続き

クロスフェード

Träneくんがちょちょいと作ってくれたクロスフェードです。聞きましょう。

いろいろとバラエティ豊かな感じですね。

各楽曲の詳細

正直曲名だけじゃよくわからないので、それぞれの曲について簡単に紹介していきます。私の素人感想コメントとちゃんとした本人コメントも書いています。

Warpless

アレンジャー:NYLON
原作:スーパーマリオブラザーズ3
原曲:「マップ1ワールド」(草原の国マップ)、「マップ2ワールド」(砂漠の国マップ)、
   「マップ3ワールド」(海の国マップ)、「マップ4ワールド」(巨大の国マップ)、
   「マップ5ワールド」(空の国マップ/地上)、「ワープ島(マップ5ワールド空)」(空の国マップ/空)、
   「マップ6ワールド」(氷の国マップ)、「マップ7ワールド」(土管の国マップ)、
   「マップ8ワールド」(暗黒の国マップ)

原曲めっちゃ多いですが、つまるところマリオ3のマップBGMメドレーですね。様々なフレーズが入れ替わってとても楽しい感じです。1面から順に流れるのでちょうどマリオ3の冒険をしてる感じで「次はどうなるんだろう」とワクワクします。5面マップのところの地上曲と空中曲が重なる辺りとか7面のところのノリとかがすごい好き。以下、本人コメントです。

どうも、NYLONです。いろんな曲を繋げました。綺麗につなげることができたところとそうでないところがありますが、全体的にまあまあうまくまとまったんじゃないかなと思います。マリオ3はマップ曲がどの面も好きで特に2面と3面が好きなのですが、どうせなら全部入れちゃえと思って全部入れました。マリオシリーズは3連符(?)がある曲も多く、リズムが変わるところはドラムを一回止めたり、間をあけたりして調整しました。調整むずかったし、全部入れようとか思わなければよかったです。
ちなみにタイトルはワープゾーンの9面以外が全部入っていることと、RTAですべての面を回ってクリアするルール "warpless" のダブルミーニングです。自分でもオシャレ過ぎて意味わかんないタイトルになっちゃったなあと思いました。タイトルで中身がわかるように "super mario bro's 3 medley" みたいな感じにすればよかったかも。アルバムの最初なのにいろんな曲が目まぐるしく変わり、冒険の最初から最後までって感じですが、大トリを務めるほどの曲じゃないし、4分に満たないボリュームで颯爽と流れるのでぜひ聞いてください。って思ったけどこの曲が一番長くてくどいかも。なんかごめん。

魔のカーブ

アレンジャー:Träne
原作:スーパーマリオワールド
原曲:「MAP1(ヨースター島)」
マリオワールドを開始してすぐのマップの曲ですね。結構ずっしりと重めにビートが響きます。シンプルなドラムから入り、だんだんと音が増えて盛り上がっていく感じでテンションの上がる一曲なんじゃないですかね。原曲のメロディーが入ってくる辺りでは結構「来たッ」ってなりました。以下、本人コメントです。

Träneです。興味はあるけれどこれまで作品が完成するには至らなかったジャンルに挑戦しました。クオリティが突然上がるなんて美味い話はありませんが、地道に技術の向上を図った成果かなと思います。

I Mizz you until Thnowy

アレンジャー:オリゴ糖
原作:ペーパーマリオ スーパーシール
原曲:『ボススローマン戦』(正式タイトル不明)
3DSで出たペーパーマリオの4面ボスの楽曲アレンジです。氷のようなクリーンなアレンジですね。どこか寂寥感のあるしっとりとしたイントロから入り、クールさと明るさの同居した綺麗なサウンドが続いていきます。つい聞きほれてしまう一曲です。以下、本人コメントです。

オリゴ糖と申します。ペーパーマリオスーパーシール、ファンの間では賛否(否否否…)分かれる作品かと思いますが、個人的には歯応えのある(理不尽な)謎解きとルーシーの高飛車ポンコツお嬢様感とカメックのザ・悪役台詞が印象に残っていて好きなので、そんなに拒絶しないであげて…と思っています。
今回アレンジさせていただいたのはボススローマン戦にて流れる曲です。スーパーシールの中では珍しく、明確な思いが感じられるボスキャラクターなので、できるだけその思いが伝わるように音選びをしたつもりです。
タイトルはボススローマンの英名Mizzter Blizzardの寒そうな文字列に習いました。

Run-Run-Run

アレンジャー:みずみ
原作:マリオカートDS
原曲:『タイトル画面BGM』(正式タイトル不明)
マリオカートDSを起動したら流れる曲のアレンジ。私世代なんでスゴイ懐かしさを感じた...と思ったら唐突な声ネタでびっくりしました。フワァ~って感じで柔らかな電子音と原曲のメロディーのマッチングが妙な世界観を醸し出しているような気がします。かなり大胆なアレンジなんじゃないでしょうか。これ聴いた後でマリオカート8をめっちゃやりました。楽しかった。以下、本人コメントです。

僕はこれを聴いた後でマリオカートダブルダッシュ!!!!!!!!!!!!!をめっちゃやりました。ベビパはいいぞ。

賽の目と踊る

アレンジャー:オリゴ糖
原作:マリオパーティ9
原曲:クッパJr.とうじょう!」、「クッパJr.とのさいしゅうたいけつ!」、「クッパJr.がおこった!」
マリオパーティ9クッパJr.と対峙する場面の曲をアレンジしたものです。マリオパーティらしいボードゲーム的な洒落た雰囲気を感じさせる曲ですね。軽快な曲調と滑らかに移り変わるメロディーが飽きさせないノリのいい一曲です。以下、本人コメントです。

マリパのボス戦まで来て運ゲーはやめてくれ。ちょっとは操作させてくれ。
というのは個人の感想ですが、とにかくサイコロに踊り踊らされる曲です。三曲をくっつけるという至って単純なアレンジですが、「クッパJr.とうじょう!」は前後に合うように色々いじりました。アップテンポな原曲は短いながらもわんぱくさがいっぱい込められているので、是非原曲を聴いてください。どうか。
そういえば、海外の方から「クッパJr.はいつからカジノをはじめたんだ…?」みたいなニュアンスの感想をたくさんもらっていた気がする「クッパJr.がおこった!」ですが、みなさんはどのように感じたでしょうか。この3曲に限らず彼の持ち曲はノリノリでかっこいいものばかりですので、クッパJr.曲だけをバックミュージックに流すクッパJr.カジノを開くのは夢じゃないかもしれません。ただし本人を招き入れてしまうと十中八九”お父さん”が現れそうなので長続きしないかも。

In the Final Boss

アレンジャー:オリゴ糖
原作:マリオ&ルイージRPG3!!!DX」
原曲:「イン・ザ・ファイナルDX」、「とつげき!げきとつ!」
マリオ&ルイージRPG3DXのラスボス戦闘曲のアレンジ。名曲として名高い「イン・ザ・ファイナル」の新バージョンと追加モードのクッパJr. RPGのラスボス曲のアレンジですね。美しくも鋭いサウンドが強烈な緊張感と焦燥感を描き出していて、いかにもラスボス!って感じの一曲です。以下、本人コメントです。

マリオ&ルイージRPGシリーズ最後の作品、最後の二つのアツい曲を混ぜてみたいと思いました。思ってしまいました。
アレンジのメインとなっている「とつげき!げきとつ!」ですが、クッパJr.RPGの中で繰り広げられるエピソードを彷彿とさせる原曲の雰囲気がとても好きです。クッパJr.クッパ軍団と向き合っていく過程、否応なしに降りかかるショックな出来事たち、それを超えてのラストバトルという流れが一曲に詰められているようで、メッセージ性をとても強く感じました。今回のアレンジでクッパが戦っているという面影が加わることで、クッパ軍団のラストバトルの気持ちに寄り添える曲になっていたらいいなと思っています。

冒険の続き

アレンジャー:Träne
原作:スーパーマリオワールド
原曲:「水中BGM」
水中BGMのアレンジです。マリオワールドの多くの楽曲に共通するメインテーマ的フレーズをジングルのようにしてまとめています。目覚めのような眠りのような、一つの区切りを感じさせるしっとりとした曲です。最後のトラックとしてキレイめに〆ててグッドだと思います。以下、本人コメントです。

主に地上BGMとして用いられる有名なメロディですが、今回は水中アレンジから着想を得ました。キーを下げつつリズムを落ち着かせることで、ここから壮大な物語が続くような雰囲気を出せたかと思います。

まとめ

以上、「キノコンピ」収録曲の詳細でした。どのような作品か、ある程度は伝えられたのではないかと思います。皆様にお手に取っていただけたら幸いです。「キノコンピ」をよろしくお願いしますね🍄