WCE blog

早稲田大学公認 総合デジタル創作サークル 早稲田コンピュータエンタテインメント

音楽基礎知識・前編

DTM班のジャミラスです。
前回はコード進行について書きました。今回はコードの話を書こうと思ったのですが、
コードの話に入る前の基礎知識のようなものを書いておこうとおもいます。

①スケール

ピアノの白い鍵盤をドから高いドまで順番に鳴らしてみましょう。

これがメジャー・スケール(長調)という明るい音階です。
次に同じように白い鍵盤をラから高いラまで鳴らしてみましょう。

これがマイナー・スケール(短調)というしっとりとした音階です。
同じ鍵盤を使って順番に鳴らしているのにかなり印象が変わりました。

ところでピアノの鍵盤を見てみると白い鍵盤の間に黒い鍵盤がある箇所がありますね。
白い鍵盤同士で隣り合っている箇所の幅を半音、間に黒い鍵盤がある箇所の幅を全音と言います。
全音は半音2つ分です。
つまり同じ白い鍵盤でもドとレ、ミとファでは違う響き方になるわけです。

このように半音と全音が混ざっている音階のことをダイアトニック・スケール(全音階)といいます。

②度数

音程を表すのに「度」という単位を使います。
例えばドからミまでは「ド・レ・ミ」で3度ということになります。

さて度数は白い鍵盤で数えますが場所によっては同じ度数でも幅が変わってきます。
先程のダイアトニック・スケールでは白い鍵盤の幅には半音と全音がありました。

前述のドとミの間を見てみると全音が2つ(半音が4つ)でしたね。

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それではラとドの間を見てみましょう。
同じ「ラ・シ・ド」で3度となりますが全音が1つと半音が1つ(合計して半音が3つ)なのがわかります。

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このような場合前者を「長3度」後者を「短3度」と呼びます。

さて長くなったので今回はこの辺で終わっておこうと思います。
次回は本格的にコードの話へ入ろうかと思います。